私は小さい頃から虫歯が多く、ずいぶん歯医者さんにお世話になったんで歯磨きは毎日欠かさずしてるんですけど、ママの方は虫歯になったことが無いだけでなく、20歳くらいまでは朝だけしか歯磨きしてなかったらしいんですよ。
これって、なんでそんなにの差が付いてしまってるんでしょうか?
歯が強い弱いのは体質的なものもあるのではないかと思うんですが、大きな原因はどうやら赤ちゃんの時の初期対応にあるようです。ということで、今回は赤ちゃんの歯磨きについてまとめてみました。
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■虫歯は感染症
そもそも私は昔から甘いものが苦手で間食もあまりする方ではなかったんですね。でも虫歯ができる、治療してもまたできるの繰り返し、父親からはお前はカルシウムが足りないから毎日魚食って牛乳飲めと
一方ママの方は女ですから当然甘いもの大好きですよね、しかも歯を磨かない。なのに虫歯ゼロ。これってすごく不公平ですよね。なんでこんなことになちゃうんですかね
虫歯になる原因は虫歯菌と言われていますが、私は今までこの虫歯菌は歯に残った食べカスなどが変化して、虫歯になるんだ程度にしか思ってなかったんです。でも実際は虫歯菌というのが口の中にいて食べカスを餌に虫歯を作っていんです。
しかも虫歯菌はほとんど親からの唾液感染なんです。
■赤ちゃんの口には虫歯菌が存在しない
虫歯は口の中にいる虫歯菌が酸で歯を溶かすことからできます。しかしこの虫歯菌ですが、生まれてきた赤ちゃんの口の中には存在しないんです。では、いつのまに口のなかに虫歯菌が入ってくるの?ってことになりますよね。
それはズバリわたしたち親からの感染なんです。
大人になった私たち口の中には数百種類の菌がいると言われていていますがその中には虫歯を作る虫歯菌もいます。代表的なものといえば、有名なのがミュータンス菌です。
では、どうやって虫歯菌が入り込んでしまうのかというと。それは赤ちゃんへのスキンシップでパパが大好きなチューや、離乳食時期についやってしまいがちの箸やスプーンの共有なんです。
赤ちゃんはまだ口の中の常在菌が安定していない時期、この時に虫歯菌が先に住み付いてしまうと虫歯になりやすいことになってしまうんです。逆に言うと、口の中の菌が定着する1歳半~3歳ぐらいのあいだに善玉菌が先定着するとそのあとから虫歯菌が入ってきても定着できず虫歯になりづらくなるんです。
■虫歯にさせないために気をつけること
このように虫歯菌は人からの感染となるので、3歳ぐらいまでは以下のことに注意必要です。
・同じはしを使わない
・親の口に入れたものを子供に与えない
・チューはしない
でも、こんなに神経質になっても完全に防ぐっていうのは無理なんですね。
熱いものをフーフーすれば唾液は飛ぶし、話しかけても、少なからず唾液はとんでますし、どこかで感染してまうようです。
ならばどうしたらいいか
それは親である私たちの虫歯菌を減らすこと。歯医者では虫歯菌の量を検査で知ることができますし、どうすれば減らせるかアドバイスもしてくれます。検査はだいたい3,000円ぐらいかとちょっと高いですが、自分の虫歯菌の量が気になるようなら一度受けてみることをおすすめします。
■ガーゼと歯ブラシどっち?
これよく悩むことが多いかと思います。私もどっち?なんだろうと思いましたが、生えたて時期は唾液による自浄作用もあるので、ガーゼなどで軽く拭き取るぐらいでいいようです。
また、この時期はなんでも口に入れたがる時期なので赤ちゃん用歯ブラシを持たせて毛先の感覚を慣らしていくと、歯ブラシを使う時に嫌がることもなくなります。
歯ブラシを使う目安は一般的に上下8本ぐらいになってからと言われてます。
■歯磨きは授乳後すぐにする?どのタイミング
生えたての時期はよく昼寝もするし母乳やミルクも飲みます。生活リズムがまちまちなので歯磨きはいつしたらいいの?なんて悩んでるママも多いではないでしょうか。
歯医者さんに聞いたところ歯が上下4本ぐらいまでは、唾液の自浄作用でほとんど歯磨きしなくてもいいようです。なので神経質に離乳食後や朝・晩と決めなくてもいいみたいです。しいて言うなら寝てる時は唾液の量が減るので、歯磨きするなら夜がいいのかなと思います。
■虫歯の初期症状は黒ではない!?
娘は上の前歯2本の境目が急に白くなってきたので、なんだろうと思い歯科医院へ行ったのですが白くなるのは虫歯の初期症状なんです。放っておくと、どんどん侵攻していくので見つけたら早めに受診することをおすすめします。
■まとめ
調べてみて驚いたのは、虫歯の原因ってこんなにも早くから影響してたんのかってことですね。この記事を読んで「もうチュッチュッしちゃったよ~!」なんて後悔しているパパさんがいるかもしれませんね。残念ながら虫歯菌は一度定着してしまうとすぐに減らすことはできないようです。
でも、ちょっと待ってください。
まだチャンスはあります。
それは永久歯に変わる時期、この時は歯が生え変わるので虫歯菌を一気に減らせるいいチャンスと言われています。なので、それまではこれ以上虫歯菌を増やさないように知識を身につけて予防しましょう。