家庭用プールの水は何日間で交換する?ぬめりの原因を発生させない塩素消毒方法や循環設備

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暑い夏の日、家庭用プールは子どもたちを喜ばせてくれる便利なアイテム。最近では滑り台やシャワーのついたもの、大人が何人も入れる大きなものなどたくさんの種類があります。

我が家でも、コストコでよく見かける大きなプールを購入して庭に自作プールを作ったのですが、なんせ大量の水を使うものですから水道代が心配。そこでプールを満喫するために、同じ水を数日間使えないのかと考えたのですが、気になるのは以下のような衛生的な問題です。

・プールの水は交換しないとどうなるのか?
・プールを放置すると発生するぬめりの原因は?
・感染症を発生させないようにするには?
・プールの水は何日間もたせられるのか?

今回はこれらの問題に対し、プールを作るときに調べた情報と、昨年プールを稼働してみてどのようになったのかをレポートします。

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家庭用プールの水は交換しないとどうなる?


我が家のプールは、基本がコストコで買った2mx3mのインテックス製ビニールプールなのですが、1回の使用する水はかなりの量となります。そこで、ざっと水道代だけ計算してみますと

プールの大きさ:2mx3m、深さ0.7m
水の量:2x3x0.7=4.2㎥(満水時)
水道代:4.2x175=735円
(住んでる地域の水道料金:1㎥で170円)

1回で735円もの水道代が掛かってしまいます。さらに忘れていけないのは下水道代。幸い我が家は下水も引かれていない田舎のため必要ないですが、下水がある家庭だと見逃しがちなので、忘れずに注意してください。

これだけの水道代が掛かってしまうので、毎回交換していたら普段から余裕のない我が家の家計はあっという間に圧迫されてしまいます。そこで考えるのは、水をできるだけ交換しないようにするということ。しかも、子どもが使うものなので、衛生的に問題もクリアする必要があります。

あっという間に雑菌が繁殖してぬるぬるに

2日目のお風呂って浴槽がぬるぬるしてませんか?これは雑菌などが繁殖していることが原因なのですが、プールでも同じことが起こります。

ぬるぬるの原因はあとでもう少し詳しく説明しますが、さらに気をつけなくてはいけないのが、感染症などを引き起こす細菌やウイルスの増殖。特にたくさんの子どもたちが入る場合、自分の家のプールから感染したということになったら大変。

感染症などを防ぐ方法をしっかり勉強しておきましょう。

家庭用プールに発生するぬめりの原因

バイオフィルムというのを知っていますか?

歯科関係のサイトで虫歯や歯周病の原因ということでよく目にしますが、複数の菌など微生物でできた集合体とのことを言います。身近な例を出すと、風呂場やキッチンの排水溝、川や海の岩でぬるっとしたものなど、要するにぬるぬるしたもの全般ですね。

そして、プールの壁などに発生するぬめりの正体もそのバイオフィルムというヤツなのです。
プールの場合だと、これを放っておくと感染症や藻が発生してしまい水質に悪影響を与えるため、同じ水を長く使うためには衛生管理が重要となってきます。

プールのバイオフィルムを除去する方法

家庭用で使うビニールプールは、バイオフィルムが発生すると掃除するのに苦労します。まず水を掛けたぐらいでは落ちませんし、スポンジやブラシで擦ってもなかなかとれません。

そこでおすすめなのは高圧洗浄機です。これならあっという間にキレイに除去してくれます。

プール内のぬめりの発生を抑える2つの対策方法

プールの壁についたぬめりは、藻や細菌など微生物の発生からできるものなので、これらがプールに入り込んで増えないようにすることが対策の一つとなります。しかし屋外プールの場合は、どんなに足掻いても風で藻の胞子は飛んでくるし、細菌だってそこら中にあるので防ぎようがありません。

そうなると、微生物が入ってしまうことは諦め、増やさないようにすることが最大のポイントとなってきます。そこで、次からは微生物の発生を抑制させる2つの方法を順に説明していきます。

家庭用プールの消毒と塩素剤の必要量計算方法

まず最初は塩素消毒。

学校などのプール施設では消毒として塩素が使われているのは知られていますよね。独特のあの匂い。嫌いな人も多いかと思いますけど、私は懐かしい記憶が蘇ってきて嫌いじゃないんですけどね。

塩素には、伝染病の原因となる細菌などの微生物やウイルスを死滅させる重要な働きがあります。

そのため、バイオフィルムを発生させないためには有効な方法となるのですが、逆をいうとそれほどの薬品を使って人のからだは大丈夫なのかと心配になります。ましてや、子どもが入るとなるとなおさらです。

しかし、プールで使用する塩素濃度の基準は条例で定められていて残留塩素濃度0.4mg/L~1.0mg/Lとされていますので、この数値をしっかり守っていけば安全に使用できるということです。

詳しくは厚生労働省が出している「遊泳用プールの衛生基準」を参考にしてください。

家庭用プールで使える塩素消毒剤は?

プールで使用される塩素消毒剤は、次亜塩素酸ナトリウム液か次亜塩素酸カルシウムが一般的とされています。要するに次亜塩素酸の液体か固形かということです。

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塩素は蒸発しやすい性質を持っています。日光にあてると分解されてしまい紫外線の強い日や気温が高い日はすぐに消耗されてしまいます。そのため、残留塩素濃度こまめにチェックし、足りなければ塩素を足す必要があります。

次からは、昨年の経験を踏まえ我が家で実施した塩素消毒方法をご紹介します。始めて塩素消毒剤を使用するということもあり、どれがいいのかわからなかったので、2種類試してみました。

1つ目はプール塩素消毒剤【顆粒】

楽天のTSUNAGUというお店で購入した塩素消毒剤。顆粒タイプで1袋10gずつの小分けになっていて5000mlの水に必要な塩素剤がはいっています。商品説明には1日2回(遊泳前と遊泳後)とあったのですが、真夏のピークの暑さとなると半日もたたないうちに塩素濃度がなくなってしまい、1日で3回入れてました。

この商品は1,000円で9パック入りなので、1袋約110円ということになりますが、塩素消毒だけで1日300円ぐらい掛かることになります。

2つ目はピューラックス

小さい子どもがいる家庭ではお馴染みですね。次亜塩素酸ナトリウム6%を成分としているので、プールの消毒用としても有効なんです。

キッチンハイターもピューラックスと同じ次亜塩素酸ナトリウムを成分としているのですが
こちらは界面活性剤や水酸化ナトリウムが含まれているため、子どもが使うプールではあまり使いたくないですね。

ピューラックスはどれくらいの量を入れればいいのか?

プールの塩素濃度は0.4mg/L~1.0mg/Lの範囲内にするよう条例で定められているので、以下の計算方法で塩素剤の必要量を計算します。

(プールの容量)
3m(長さ)×2m(幅)×0.6m(深さ)=3.6㎥(プールの容量)

(塩素剤の必要量)
1.0mg/L(目標)×3.6㎥(容量)×100÷6%(濃度)=60ml(塩素剤の必要量)

東京都福祉保健局の「プールの安全・衛生の管理」を参考にしています。

ピューラックスの使用体験としては、液体のせいかもしれませんが顆粒状より早く塩素がなくなっているようで、1日4~5回ほど投入していました。長く持たせるのは錠剤タイプの方がいいのかもしれないです。

塩素消毒代は高くつく

ピューラックスは600mlでだいたい600円のものを使用しました。さきほどの計算で塩素剤の必要容量60mlでしたので、1回60円ということになります。これを4~5回いれていたことになると、1日240円~300円が塩素代となります。

塩素剤の必要量の計算は水を交換したときの初回時となるので、2回目以降はもう少し下がると思いますが、最初の顆粒タイプとそんなに変わらなかったです。塩素消毒代って意外と高くつくものなんです。

今年は、コスト面を考えて別のものにしようと検討中ですが、他にいいものがあったら追記します。

残留塩素濃度をチェック

塩素消毒管理で重要となってくるのが、こまめなチェック。でもどういったものがいいのでしょうか。

調べたところ測定器は高いので、まず安価なペーパータイプの測定紙を購入してチェックすることにしました。ただこの測定紙も、1枚30円計算になるので、1時間ごとにチェックしてたら、6時間使用として180円も掛かってしまうのです。

大きなプール施設が高いのも納得です。プールの水を維持するのってホントお金が掛かります。

塩素は臭くない!?

調べていて驚いたことですが、一般的に「塩素くさい」と言われているあのどくとくの匂いは塩素のものではないようです。じつは自体にはあまり匂いがなく、アンモニアと反応してあの匂いが出ているみたいです。

ってことは、それだけみんなおしっこしてるの?ってなりますが、汗の中にもアンモニアの成分は含まれているので、人が多いほど、匂いが強くなってしまうようです。

プールに循環ポンプをつける

プールの壁につくぬるぬるを抑える対策として、もう一つ有効な方法が循環ポンプです。循環ポンプを設置するメリットは大きく2つあります。

・プール内に水の流れを作り、ぬるぬるを発生しにくくする
・フィルターを使い、プール内のゴミをとる

ろ過装置付きの循環ポンプなら、更に汚くなった水をきれいにしてくれるみたいですが、価格が高くて家庭用のビニールプールレベルでは難しいかと思います。

私が今回用意したのはプールと同じインテックス製の循環ポンプ。選んだ理由は、プールに循環ポンプ用の接続口が設けられていて、簡単に取付け可能だったためです。我が家のプールは循環ポンプをデッキ内に入れてしまい、見た目を損なわないようにしました。

循環ポンプには簡易的に交換できるフィルターがあるのですが、これは1回の使用の度に交換します。確か3本セットで1000円ぐらいだったと思います。ということは、このフィルター代だけでも、プラス300円ぐらいのコストが追加に...。

循環ポンプのフィルターは物理的なゴミをとるものであって、感染病の原因となる細菌などの微生物やウイルスは取りきれません。

家庭用プールの水は何日間が限界か試してみた結果

循環ポンプもつけて塩素消毒の準備もしたところで、いよいよプール開き。さてさて、どれくらいプールの水は持つのでしょうか。先に結果から伝えておきましょう。プールの水は3日が限界でした。

昨年の夏は、ほぼ毎週末プールを使っていたのですが、日を追うごとにぬるぬるは増えていき
快適に楽しめるのは3日目まで。

2日目 ほぼぬるぬるもなく快適
3日目 プールが少しぬるぬるして、若干不快
4日目 ぬるぬるだけでなく水も濁ってきて不快

しかも、この記事を書いていてふと思ったのですが、塩素代やポンプのフィルター代など考えると

水道代と変わらなくねぇ?

でもですね(汗

ちょっと言い訳をすると、水交換したくない理由は水道代だけでなく他にも理由があります。

・プールの水を入れるのに時間が掛かってしまう
・プールに入れたての水は冷たい
・排水したあとの掃除が面倒

同じぐらい費用が掛かるなら、塩素投入だけの手間で済む方が楽なんですね。これは私の場合ですが、交換を選ぶかどうかはみなさん各々判断してもらえばいいと思います。

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コメント

  1. まーちゃん より:

    拝見しました。
    これからプールを作る者の意を殺ぐ内容に どっと徒労感が湧いて参りました。
    水質の維持を考えるのなら 週末プールと限定し
    土曜日の朝水道水を入れ 昼頃から泳いで
    日曜の夕方水を抜いてしまう ってのが良いような気がしますが。
    勿論抜いた水は 植木や池に入れたり有効に活用します。
    又 水質の維持には プール面の蓋はどれ程有益なのでしょうか。
    藻の発生は押さえられるような気がしますが。
    決して水は口に入れず 水に浸かるだけと割りきっても
    やはり 水質の管理維持は必要でしょうか。
    使うのは 成人限定ですが。

    • ma-pa より:

      連続でコメント頂きありがとうございます。
      プールの維持管理って意外と大変なんですよね。
      実際プールを稼働させた後に知ったことも多くて、これから作ろうという方の参考になればと詳細をまとめてみました。
      プールのフタですが、水質の維持にはほとんど役に立たないかなと思います。
      虫よけ程度に考えていますが、水質維持というより使わなくなるシーズンオフ用に用意してあります。
      水質管理の必要性については、専門家ではないので個人的な意見ですが、例えば家族だけだったら循環させていれば2日ぐらいは平気かなと思います。
      でも多人数になると、たった1日でも次の日はほんとヌルヌルしてくるので、水質の維持管理をおすすめします。
      我が家の場合、子どもの友達が多数きていたので、感染病にならないようにかなり気を使いました。

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