そろそろ「ひらがな」ぐらい書けるようになってほしいな。
と、いざ始めたらこんな結果になってしまったことありませんか?
・「ひらがな」のなぞる系の教材を買う
・最初は子供もやるけど、うまく書けず挫折
・親が書き方の見本をみせたり少し強制気味になる
・子供はうまくできないから逃げる
・中途半端にしかやっていない教材が溜まっていく
私たちがいつのまにか書けるようになった「ひらがな」も、教えるとなるとじつに難しい。
ということで、今回は我が家で実践した、子供が書くのは楽しいって思える「ひらがな練習法」を紹介します。
はじめに
冒頭のダメな結果ですが、じつは我が家の失敗例。娘は4歳ですが、読むのも書くのもせいぜい自分の名前ぐらい。まさにやりかけの中途半端な教材が溜まっている状態なんです。
無理矢理やらせるのはよくないと理解しつつも、なんとか興味を引こうとあれこれ試してるんですが、なかなか難しいですよね。
「興味=やる気」のスイッチ
そんな「ひらがな」に興味がなかった娘も、ビックリするぐらい集中したのがこの「ヨコミネ式95音」を使った方法。
ヨコミネ式といえば、一時期テレビでもよく取り上げられてましたが、そこに通う園児たちは自分で絵本を平均2000冊読んでいたり、みんな絶対音感をもってたりすごい子ばかり。こんな保育園が近くにあったら、通わせてみたいと思った方も多いのじゃないでしょうか。
「ヨコミネ式95音」で書くのが楽しくなる
「ヨコミネ式95音」の特徴は、なんといっても今までの常識を覆した文字を書く順番。どの教材も「あ」から始り、ひらがな表に沿った順番で書くようになってるのに対して、ヨコミネ式はいきなり漢字の「一」から始まります。
なんでいきなり漢字なの?
もちろん、これにはしっかり理由があります。それは「あ」や「む」など曲線の入った文字は子供が苦手なため。最初は字画が少なく直線を使った文字の方が嫌がらずにスラスラ書けるといいます。
はじめは文字を書いてる感覚ではなく、お絵かきしている感覚で「絵が書けた」と喜ばせることが大切。子供にとっては「あ」を書くよりも漢字の「一」や「十」の方が簡単。曲線の多い「ひらがな」よりも、直線の多い「カタカナ」の方が書きやすいということを考えて今の順番になったようです。
ちなみに、横峯氏の保育園では2歳児クラスの途中からこの方法でひらがなの練習をはじめるようです。最初は「お絵かき」感覚で文字に慣れて1年後には書けるようになっているとか。
「達成感=やる気」
ヨコミネ式でみると「あ」は最後から2番目、みんなこの文字を最初に書かせようとするから、子供はつまづいてすぐやめてしまんですね。それよりも簡単な文字から書かせたほうが、やる気を失わずどんどん進みます。
これは小さな達成感をいくつも作って、やる気を起こさせる方法。難しいことやできないことを無理にやらせるよりもできることをやる方が継続するし、続けるうちにだんだん克服してきます。
「ヨコミネ式95音」をやる上での心構え
・順番通りに書く必要はない
・最初はなぞるだけでいい
・文字のかたちにこだわらない
見ているとつい口を出してしまいたくなってしまいますが、そこはグッと堪えて見守る姿勢が大切と横峯氏は言います。特に親は順番通りやカタチにこだわったりしまいがちになりますので、できたことは褒めて楽しいという気持ちを育てます。
まとめ
この「ヨコミネ式95音」を知って、早速やってみようと思ったけど教材がない。手書きで見本を書いてなぞらせる方法もあるんですが、それだとちょっと面倒だし、なんせ字が下手なんで真似てほしくない。
ということでエクセルで簡単に作ってみました。
作り方はいたって簡単なんで、エクセルの知識があればすぐ出来てしまいますが、やり方がわからないという方のために、ダウンロードできるようしておきました。印刷して使ってみてください。
娘はパパの手作り教材を使ったところ、思った以上の効果がありました。最初だけ書く順番を教えてあとはほったらかし、1枚できるごとに「書けたよ」と持ってくるのでその度に褒めていたのですが、そしたらあっという間に全部終わってしまいました。
恐るべしヨコミネ式
しかも、終わったら物足りないらしくまた作ってと催促されてしまった。こういうのが子供のやる気スイッチというものなんですね。
このヨコミネ式95音を参考にして、エクセルでオリジナル教材を作ってみました↓↓↓
好きなようにアレンジも可能なのでぜひ使ってみてください。
http://www.cosodate.jp/list/yokomineshiki95.xlsx